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フリーランスのライターが持っている企画力は、どのようにチェックする?

 

外部のライターに記事の制作を依頼するとき、「どんな記事を依頼すればいいのか」悩んでしまうクライアントの担当者もいます。

できれば、ライターに記事の内容を考えてほしいと思う担当者もいるのではないでしょうか。

では、ライターに、執筆だけでなくその前段階の企画まで立ててもらうには、どうすればいいのでしょうか。

 

もともと、企画は依頼主が立てるものだった

雑誌や書籍の世界では、昔から企画は「編集者の仕事」だと見なされてきました。その理由は、どのような記事を採り上げるかで、売上部数が変わってくるからです。

ですから、出版社の編集者が、どんなコンテンツを、どのような見せ方で採り上げるべきなのかーーつまり「企画」をコントロールするものと、長い間、考えられてきました。

 

しかし、Webメディアに関しては少し雰囲気が変わっています。

Webメディアのおかげで、出版社や新聞社のように、長い間、コンテンツ制作を生業としてこなかった一般の業者でも、幅広く文章や画像、動画などを発表できるようになりました。

このように、今まではコンテンツを発表してこなかった業界で、インターネット上でコンテンツをどんどん発信することによって、業界や商品、サービスに関心のある見込み客を集める戦略を「コンテンツマーケティング」などと呼びます。

ですから、出版社の編集者や新聞社の記者、テレビ局のディレクターといったマスメディア業界の人々のような企画力が、Web記事の依頼主に備わっていないとしても、そのこと自体は何も問題ありません。

 

ただし、依頼先であるライターも、企画力を備えている人は意外と少ないことを知っておいてください。

ライターの側だって、どんな記事を書けばいいのか、依頼主が最初に指定してくれるものだと、仕事に対して「受け身」の状態になっていることが意外に多いというわけです。

だからといって、どんな内容の原稿を書くべきなのか、一から十までライターに指示する必要はありません。それでも、書き始める最初のきっかけとして「お題」「タイトル」ぐらいは定めてほしいとライター側は考えているものなのです。

 

そもそも、企画力を持っているライターは少ない

それでも、執筆で実績を挙げているライターでしたら、編集者や依頼主からお願いされて、「企画から関わってもらえないか」と頼まれたことがあるものです。

 

ただ、ライターに企画から関わらせる場合は、できるだけ任せる覚悟が重要です。

なぜなら、企画を出せるライターは相当、貴重だからです。

「自分で書きたい企画」や「思いつきレベルのアイデア」を出すライターはたくさんいますが、読者が求めていることから逆算できる、マーケティング思考から企画を立案できるライターは限られています。

 

にもかかわらず、ライターが出した企画にダメ出しをする依頼主は後を絶ちません。

企画を出せるライターが稀少であることに、気づいていないから、そのような粗末な扱いができるのです。

「記事の企画はお任せします」と依頼主に言われていたのに、いざ、企画を出してみると「いや、こういう方向ではなくて……」と軌道修正を求められるライターも珍しくありません。それでは、せっかく獲得できた優秀なライターのモチベーションを下げてしまいます。長い目で見たときに、依頼主にとって損失に繋がりかねません。

 

もし、依頼する側からライターにアイデア出しや企画立案を求めるならば、全面的に任せるか、企画に必要な条件を前もってすべて提示しておかなければなりません。平気で「前言撤回」をするクライアントは、ライターから確実に嫌われます。

 

企画力を持っているライターを見極めるには?

最後に、ライターが企画力を持っているかどうかを見極める方法を2つ、ご紹介したいと思います。

 

そのジャンルが本当に好きかどうか

いくら優秀なライターでも、興味のないジャンルで企画を立てるのは大変です。

なぜなら、そのジャンルに関する知識をほとんど持っていないからです。企画を立てるには、そのジャンルに関する歴史や重要人物、問題点など、最低限の知識を持っていなければなりません。

 

ですから、ライターに企画を依頼するときは、そのジャンルを本当に好きかどうかを、過去の実績や質疑応答などから、判断してください。

そのライターが「専門」として掲げているジャンルでしたら、一定以上の知識を持っているはずですから、ある程度は信頼できる判断材料です。

 

読者目線で客観的に考えられるか

知識をたくさん持っているジャンルでも「自分の知識を披露したい」とか「この魅力をみんなに知って欲しい」という動機で、ライターが企画を立てる場合があります。ただし、個人的な主観や思い入れが前面に出ている企画は、ほとんどの場合、使い物になりません。

 

  • この企画によって、読者のどんな悩みが解決されるか?
  • この企画によって、読者にどんなメリットがあるか?
  • 初心者の読者も付いていける内容か?(ほとんどの人が知っている話とリンクされているか?)
  • 人の興味を惹きつけるタイトルになっているか?

 

……など、いくつかの面から、ライターの出してきた企画に「読者目線の客観性」があるかどうかを、検証していきましょう。