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【フリーランスのよくあるトラブルと対処法】積極的に企画や提案をしてほしい……のにしてくれない。どうすればいいのか?

 

記事の作成や、デザイン、イラスト、プログラム制作などの目的で、フリーランスのライターやデザイナー、プログラマーに外注することもあるでしょう。

ただし、どのような記事、デザイン、イラスト、プログラム開発をしていくのか、積極的に企画提案をしてほしいという希望があるのに、フリーランスの側がアイデアをなかなか出してくれないと悩んでいる企業もあるはずです。

フリーランスから企画を出してもらうためには、どのような心構えや対策を採るべきなのでしょうか。

 

基本的には、企画に対しても報酬を支払わなければならない

フリーランスに外注するとき、基本的には成果物が納品されたことを条件として、報酬を支払うはずです。つまり、成果物の制作を完了させることを期待して、多くの場合、企業はフリーランスに依頼するはずなのです。

 

その一方で、企画案はクライアントの責任で立てることが大半です。

 

  • サイトの検索順位を上げるためには、どんな記事を書くべきなのか
  • 企業イメージを向上させて親しみを生み出すためには、どんなロゴマークやイメージキャラクターをつくるべきか
  • 顧客の利便性や満足度を引き上げるためには、どのようなコンセプトのアプリを開発すべきなのか

 

こういったことをあらかじめ調べて、企画を固めるのは、クライアント側が行い、その企画に沿ってフリーランスに制作依頼をするのがスムーズです。

 

フリーランスは依頼に沿って締め切りまでに制作を行って納品すればいいと考えていることが多いため、企画までフリーランスの責任で行うことは、新たな負担となります。

多くのフリーランスは、すでにできているアイデアに新たなアイデアを加えたり修正したりすることは可能です。一方で、何もないところから新たなアイデアを生み出すのが得意なフリーランスは、ごく一部です。

 

つまり、企画と制作は別の仕事なのです。制作に加えて企画の立案までフリーランスに依頼するときは、それはそれで違う業務として報酬を支払うのが本筋です。

 

どうしても、企画をただで出してほしいときには?

しかし、クライアントの側で外注予算が限られていて、企画立案に対する報酬を十分に支払うことができない場合もあるでしょう。

そのときは、初めから「企画込みの制作業務」としてフリーランスを募集すべきです。

 

募集した後に「企画もお願いします」「報酬は据え置きです」と、ついでのように依頼するクライアントは意外と多いのですが、多くの場合、フリーランスのモチベーションを削いでしまいます。それをきっかけに、対応が雑になったり、手を抜いた制作物が納品されたりするケースもありますので、いいことはありません。

その点で、最初から「企画も込み」で募集すれば、フリーランスの側にとって不意打ちにはなりませんし、企画力のある専門性の高い人材が応募してくる可能性があります。

その代わり、「企画込みの制作」という条件での募集では、制作業務に対する報酬は相対的に下がってしまいます。つまり、報酬を効率的に獲得しようとして手抜きが発生し、フリーランスの仕事の取り組み方によっては制作物のクオリティが下がってしまう恐れがあります。

 

一方で、企画力があるフリーランスは、ほとんどの場合、そのジャンルに強い関心や思い入れがある場合がほとんどです。なぜなら、企画力は知識や経験、興味関心が豊富であればあるほど、高まっていく傾向があるからです。

たとえば、芸能スポーツ関連の記事ライティングの企画を募れば、マニア級の知識を持つフリーランスライターが、喜んでさまざまな企画を出してくることが期待できます。ジャンルによっては、報酬据え置きでも、企画と成果物ともに高いクオリティで出してくれるフリーランスと出会える可能性があるのです。

 

コンペ形式で募るのも、ひとつの手

デザインやイラストなどでしたら、広く作品を募集して、採用作品を作ったフリーランスにのみ報酬を支払う「コンペ形式」も有効です。「コンペ形式」を実施すると、予算を抑えながら、ある程度クオリティの高い成果物を獲得できる可能性があります。

「ランサーズ」や「クラウドワークス」といったクラウドソーシングプラットフォームでは、コンペ形式で作品を募集できる機能があります。多くのフリーランスが登録していますので、条件によっては数十、数百の作品が集まる可能性があります。

 

ただし、コンペ形式は、クライアント側に極めて有利な一方、フリーランス側にとっては過酷な条件です。

コンペ形式では、プロをタダ働きさせて作品を創らせることが前提ですので、作品を採用した1人のフリーランス以外は、その縁を切り捨ててしまうことに繋がります。あまり何度も使うと、フリーランス集団の間での評判が下がり、その後の外注で難航する可能性があります。

 

また、選考するクライアントの側に「見る目」が備わっていなければ、コンペ形式は上手くいきません。

たとえば、顧客視点で創ったフリーランスの作品を、個人的な好みでないからと不採用にしてしまえば、クライアントの最終的な成果に繋がらない可能性があります。

 

以上の点にあらかじめ注意していれば、フリーランスが積極的にアイデアを出してもらえるような提案をすることは、それほど難しくないはずです。