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フリーランスが仕事に意欲的に取り組むために、クライアントは何をすべき?

 

フリーランスに依頼する場合、一度きりの単発であれば、納品されたものを受け取れば完了かもしれません。

しかし、何度も繰り返し依頼して引き受けてもらうには、フリーランスとの間で人間的な関係性を築いていかなければならないでしょう。

 

単なる「依頼する側」「依頼される側」という関係性だけで進めていくと、ただ淡々と「仕事をこなす」という流れになりやすく、納品される成果物のクオリティにもよくない影響が生じかねません。

そこで、この記事ではクライアント企業の担当者と、発注相手のフリーランスとの間で、良好な関係を築くために必要なことについて、ご提案いたします。

 

 

契約の前段階で、できるだけ選び抜く

フリーランスに対して、クライアント企業は「即戦力」としての活躍を期待しています。となると、まずは、過去の実績や、今どのようなことができるのか、が発注担当者にとって第一に気になる点だと思います。

何年もフリーランスを続けているベテランの方であれば、「即戦力」としての期待を外すことはほとんどないと思いますし、コミュニケーションもある程度、スムーズだと思います。あまりに違和感のある対応をする人であれば、フリーランスとして何年も生き残れないからです。

 

しかし、中にはベテランでもその実績の上にあぐらをかいて、横柄な態度をとっている方がいるかもしれません。クライアント企業が求めているものよりも、「自分のやりたいこと」を優先してしまう人もいます。

 

その一方、フリーランスとして歩き出したばかりの新人でも、コミュニケーションがスムーズだったり、担当者の気持ちをうまく汲み取ってくれる方は大切にすべきです。

こういうタイプの肩は、依頼された成果物をつくる技術はそこまで高くないとしても、発注者であるクライアント企業の求めていることを敏感に察知したり、先読みしたりして、担当者が満足するレベルのものを納品してくれることがあります。

 

クオリティに関しても、発注条件をギリギリ満たせば、とりあえず大丈夫と考えているフリーランスは、5年10年と個人で仕事をしているベテランの中にも見受けられます。

一方で、フリーランス1年目の新人でも、「この仕事によって、クライアント企業の評判が上がったり、売上を伸ばしたりすることに貢献するために、自分は何をすべきか」を真剣に考えて、成果物に落とし込めている方は重宝すべきです。

 

フリーランスの人柄について、面接などの言葉や態度で見抜くのもいいと思います。ただ「文は人なり」という言葉もあるとおり、人柄の多くは、メールなどに書かれている文面にも表れているといえます。ライターに限らず、契約前や継続での発注をする前に、ぜひ確認してみてください。

 

感謝や挨拶の言葉があるかどうかを見る

オンラインでのやりとりは、シンプルであることが一番だとされています。しかし、それでも『おつかれさまです』『ありがとうございます』『宜しくお願い致します』といった言葉を自然に書けるかどうかは、長く関係性を築いていけるかどうかを決める鍵になりえます。

特に『ありがとうございます』という感謝の言葉すらも書けないフリーランスは、やや高い確率で何らかのトラブルを起こす可能性があります。

 

クライアント企業の担当者が懸命に動いてくれていて、各方面との調整を実行してくれている、ときには嫌なことや面倒な仕事も抱えるけれど、それでも自分(フリーランス)から完成物を受け取るまで力を尽くしてくれているからこそ「自分は仕事をもらえている」……。それが当たり前のことではないと気づいていれば、担当者に対して感謝の気持ちを文面に示せるはずです。

まして、無茶な要求をしたり、案件をすっぽかしたり、手抜きをしたりするようなことはありません。

もちろん、クライアント企業の担当者からの連絡にも、挨拶や感謝の言葉を積極的に入れていくべきなのは、言うまでもありません。

 

返信のスピードをチェックする

メールなどに対する返信が早いかどうか、電話にすぐ出られるか、電話に出られなかったときしても折り返しが早いかどうか……は、社会人としての基本といわれています。

もちろん、連絡に対する返事が早いフリーランスは重宝されます。

 

とはいえ、自分自身の技能や経験値を売っているフリーランスは、現代の「職人」の一種であり、ものづくりのときには非常に集中していることがあります。

よって、作業中は連絡に気づかないことがありえます。連絡が遅くなることがあるとしても、ある程度は大目に見ることが大切です。

それよりもやはり、フリーランスが担当者からの対応に感謝したり、基本的な挨拶をしたりできるかどうか……のほうが、長い目で見れば重要です。

 

納品されたものを素直に喜ぶ

ここまでお伝えしたように、感謝やリスペクトを軸にしたコミュニケーションが、担当者とフリーランスの間で常に交わされているからこそ、「フリーランスの仕事を褒めること」が効いてきます。

担当者に対する感謝や尊重の気持ちがほとんどないフリーランスに対して、その仕事を褒めると、ときに調子に乗ってサボり始めたり、横柄な態度を取ったりされるリスクがあります。

 

ですので、褒める相手には、十分、注意しなければなりません。

一方で、納品された成果物の技術的な部分などを下手に褒めてしまうと、フリーランスにとっては上から目線のマウンティング的な言葉だと受け止められかねません。

 

そこで、ここではユーザー(読者、消費者、利用者)目線で「わかりやすい」「ワクワクする」「買いたくなる」などの前向きな感想を、担当者から投げかけると、フリーランスのやり甲斐に火が付いて、意欲的に仕事をしてもらえるようになるでしょう。

その積み重ねが、ひいては、クライアント企業全体の利益に繋がるのです。